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ラテン魂をあなたに!

ラテン曲の譜面を初めて見た人は、

このように複雑なリズムの譜面や、16分音符がならんだ譜面に戸惑ったことでしょう。

そして実際に演奏してみると、つい走ったり詰まってしまう、
といったリズム面での問題を感じるのではないでしょうか?

特に裏拍の音符が続くと、リズムが詰まってしまう、走ってしまう、というのは、
ほとんどの人が経験することです。

心当たりのある人は、ぜひ、これから紹介する練習をやってみましょう。

あなたのリズム感覚が驚くほど強化されますよ。

(ここで言うラテン・・・とは中南米の人や国を指しています)

お品書き
なんで裏拍がつづくのか? サルサの魂、クラーベ トゥンバオ
(もしくはモントゥーノ)
クラーベを身につける!

1.なんで裏拍がつづくのか?

 

わざと複雑なリズムにしてやろう・・というわけじゃありません。

裏拍が続くメロディーなのは、それがラテンの人にとって気持ちいい!というのがその理由です。

もともとダンス音楽としてのラテンの人達に楽しまれてきたのがサルサ(Jazzも最初はダンス音楽でしたけどね)。

サルサはラテンの人達の身体の中にあるリズム感に根ざしたものなんです。

それを西洋音楽やジャズのリズム感で演奏しようとするから、混乱するわけで、サルサをサルサらしく演奏するためには、サルサの魂であるラテンの人達のリズム感を理解することが必要なんです。


2.サルサの魂、クラーベ

 

ワールドクラシックベースボールの決勝戦は日本対キューバでした。

両チームのファンが鐘やタイコ、手拍子で自チームに声援を送っていましたが、キューバ
のファン達の手拍子が、ちょっと変わったリズムだったことに気づきましたか?

あのリズムこそが、ラテンの人の体内に息づいているリズム、クラーベです。

 

               2−3のクラーベ

 

このように、2小節に5つのアクセントを置くリズムが、ラテンの魂、クラーベです。

この小節の前後が逆転したパターンもあります。

                3−2のクラーベ

 

2−3とか3−2というのは、アクセントの順序を表しているだけですね。

 

ここに書いたクラーベは、正確に言うと「ソンクラーベ」と言われるもので、この他に、
よりアフリカ色の強いルンバクラーベと言われるものもあります。

 

             2−3 ルンバクラーベ

 

             3−2 ルンバクラーベ

 

何種類もの打楽器が、それぞれのリズムを刻み、そこにベースや管楽器、歌、ピアノが異なった
リズムで演奏する、複雑なリズムを持つラテン音楽ですが、それを演奏する人達の身体の中に共通
して流れているのが、このクラーベなのです。

 

このクラーベのリズムを感じることなく、単純に1小節に4拍のリズムで演奏しようとすれば、
リズムを見失ってしまうのは当然ですね。

 

まずは、クラーベに注意してサルサのCDを聞き、次にCDにあわせて手拍子でクラーベを取って
みましょう。それがラテン音楽を理解するための第一歩です。


でここまでで、既にお分かりの方もいるでしょう。

16分音符で書かれている譜面は、このクラーベのパターンを1小節1パターンとして書いた譜面
なんですね。それに対して八分音符で書かれている譜面は、2小節で1クラーベとなっています。

ということは、8分音符で書かれている譜面では、2小節に4拍でリズムを取るのが正しいという
ことですね。



 


3.トゥンバオ(もしくはモントゥーノ)

 

次にトゥンバオを練習しましょう。

トゥンバオとは、サルサに特徴的なピアノのパターンで、通常は両手のオクターブユニゾンで、
延々と繰り返されるパーカッシブなパターンです。
CMPの方は、Festival de Ritmoのイントロのピアノのパターンを思い出してください。

トゥンバオは一般にモントゥーノと呼ばれていますが、モントゥーノとは「山の、山岳風の」
といった意味で、本来は曲の山場を指す言葉でした。
曲の山場では延々とコーラス(コロ)と歌(カンタ)のアドリブをトゥンバオに乗せて繰り返す
ので、このときの伴奏(トゥンバオ)がモントゥーノと呼ばれるようになったようです。

 

最も基本的なピアノのトゥンバオは、このようなものです。

 

                 基本的なトゥンバオ

 

お分かりのように、トゥンバオのパターンもクラーベ同様、2小節で1パターンとなっています。

つまり、ラテンの曲の場合には、2小節を1パターンとして、リズムを大きく感じることが大事なん
です。

これを4/4と考えて1小節に4拍で数えると、八分休符があわただしくなり、リズムが走る原因に
なります。

 

試しにメトロノームを二分音符でテンポ60にセットして(1小節に2回)、このフレーズを練習し
てください。
ピアノが無ければ自分の楽器でもかまいませんし、リズムを取るだけでもいいです。

 

1小節目の1拍目だけがメトロノームと合いますが、それ以外はすべてメトロノームの裏になります。

自分のリズムではなく、メトロノームのリズムが安定して聞こえるようになるまでやるのが、
この練習のポイントです。

メトロノームが本当のリズムセクションのように聞こえ、一緒に演奏しているように聞こえてくれ
OKです。

これはテンポが遅くなるほど難しくなります。このテンポでできるようになったら、もっと遅いテ
ンポや、もっと速いテンポでもやってみましょう。

 

弾いていて気持ちよくなるまでやるのがポイントですよ。

一見簡単そうですが、やってみると難しいでしょ?

 


4.クラーベを身につける

 

さて、トゥンバオがメトロノームに合わせて気持ちよく演奏できるようになったら、
いよいよクラーベを身につけるための練習です。


下の譜面にあるように、右手でクラーベを打ちながら、左手でトゥンバオを弾いてみてください
(逆でもOK)

 

               2−3 ソンクラーベとトゥンバオ

難しいでしょ?

これも2分音符60のメトロノームに合わせながら、「気持ちよく」できるようになるまでやりま
しょう。

 
ポイントは、1小節目は2拍目のオンで、2小節目は2拍目の裏でクラーベとトゥンバオが合う
ところです。

実はこの2小節のパターンで一番大事なアクセントが、この2箇所なんです。

他のパーカッションやベースのパターンを見ると、全てのアンサンブルがこのアクセントを強調
する形に
なっていて、特に2小節めの2拍裏では、リズムがグッと沈み込む感じがあります。



この感じはピアノで弾くよりも、両手で叩いたほうが感じやすいかもしれません。
ためしに↓このリズムを左右それぞれで叩いてみてください。

 右手 
  左手 


どうですか?

右手2小節目の2拍目の頭のスペースで、ふわぁっと浮き上がり、その裏で両手が一緒になるとこ
ろで、ズン!と強力に沈む感じがしませんか?

それが感じられたら、とても気持ちいいはずです。
これがサルサのリズムの快感を生み出しているんですね。

さらに、サルサのダンスステップを見ると、このアクセントの所でステップが大きく動いています。

つまり、2小節2拍裏で沈み込む感じがあるから、3拍目で大きく動くことができるわけで、ここ
が黒人特有の粘りのあるバネを感じるところ。つまり、さいこーにカッコいいところなんです。


注意:このパターンを練習する時には、トゥンバオを軸として意識してクラーベをあわせる、または
その反対で、クラーベを軸にしてトゥンバオをあわせる、となるはずです。
その時に、軸として意識する方を変えるとできなくなってしまいませんか?
そうならないように、両方できるようになりましょう。

最初は数えながら、最後には「感じながら」できるようになることが目的です。

        「考えるな、感じるんだ」by ブルース・リー



もちろん歌や楽器のメロディーも、このアクセントを活かしたものになっています。

ここで最初にあげた譜例を、もう一度みてみましょう。

実はこれは、Mambo Inn という有名なサルサのスタンダードナンバーの最初のフレーズです。
1小節目と2小節目の2拍目の音符を見てください。

ね?ちゃんとクラーベとトゥンバオに乗っているでしょ?


         


つまり、クラーベとトゥンバオを理解し、このアクセントを感じながら演奏しないと、
メロディーを吹いていても、本当にラテンを演奏していることにはならないんですね。

今、自分が演奏している譜面をみて、そのフレーズがクラーベとどのような関係になって
いるかを研究し、クラーベを意識しながら演奏できるようにしましょう。





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