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1.アドリブ(即興演奏)とは何か? 音楽の3要素はメロディー(旋律)とハーモニー(和声、和音)とリズム(テンポも含む)です。 当然、この3要素は別個に存在しているわけではなく、それぞれに関係しあって音楽を構成しています。 メロディーがリズムにはまっていなければ不自然ですし、和音の変わり目もリズムと密接な関係にあります。 ここではとりあえずリズムのことは置いといて、メロディーとハーモニーについて考えます。 良く知っている歌を唄う時には、必ず頭の中で和音が鳴っているはずです。それがピアノの音だったり、 注)というのは基本中の基本で、実際の演奏ではコードからかけ離れた音を使って緊張感を増すようにしています。
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演奏の打ち合わせで「ソロは2コーラスでお願いします」と言うのを耳にしますが、これは原曲と同じコード進行 このあたりは厳密な決まりがあるわけでなく、なんとな〜く皆が共有している「お約束」ですから、場数を踏んでいく またビッグバンドのように、イントロ〜テーマ〜ブリッジ〜ソリ〜アドリブ〜ブリッジ・・・・という形で構成されて |
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メロディーと和音の関係 1、調性(トーナリティ)と音 曲の調性は、どの音を根音(ルート)とするか?長調か短調か?の二つで決定されます。 例えばMy funny valentine はAメロがCマイナー、BメロがEbメジャーです。CマイナーもEbメジャーも ですから、同じEbの音でもAメロとBメロでは、響きが変わってくるわけです。 |
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2、和音(コード)と音の関係 なぜ同じEbなのに響きが違うかと言えば、AメロでのEbはCマイナーの3度の音で、 この「調性が変われば音の響きが変わる」というところが和音の流れを単音の旋律で表現するポイントです。 これを細かく見れば、Aメロの中でも Cm7、G7、Fメジャー7などなど、さまざまなコードが使われているわけで、 つまり、音の響きは 「何の音か」ではなく、和音に対して「何度の音か?」によって決まるということです。 このようなコードと音の関係を理解して、それを上手につなげていくことによって、単音のメロディーだけを吹いて、 |
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3、調性と和音の関係 次に一つの調性の中に、どのような和音が出来るかを見てみます。 例えば、Cメジャーならば、Cのメジャー・スケール(音階)は次のとおりで、 それぞれの音にスケールの音を積み重ねていくと、 メジャーコードが2つ、マイナーコードが3つ、ドミナント7thコードと、マイナー7フラット5コード キーがCメジャーの場合、Cメジャーはトニックコード、Fメジャーはサブ・ドミナントコード、G7はドミ |
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キーがCメジャーの時に、ず〜っとCメジャー7thだけを弾いていたのでは、あまり音楽的に感じません。 起承転結をもっともはっきりと示すコード進行は、VIメジャー→V7th→Iメジャーです。 Jazzでは、このドミナントケーデンスを II度マイナー→V度7th→I度メジャーという流れにするのが一般的です。 II-V-I進行 キーがCメジャーなら、Dマイナー7th→G7th→Cメジャー7thとなります。このツー・ファイブ進行は、本来
では、このDマイナー7th、G7th、Cメジャー7thというコード進行があった時に、単音のメロディーでそれを 全体の調性はCメジャーですから、Cメジャースケールの音ならば、どれを使っても不協和にはならないよう なんだかヘンでしょ? ところがBだとメロディーだけを弾いても、とても自然な起承転結のある音楽的な響きがします。 その理由は、もうお分かりのとおり、左手の和音の構成音との関係にあるわけです。 単音でコード進行を表現するためには、コードの構成音を上手に使いながら、それをメロディーという横の流れ これを時間をかけてやるのが作曲。瞬時にやるのがアドリブ(即興演奏)ということです。 |
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アドリブに必要な知識 1、和音の構成音 和音の構成音という縦の構造を、横につなげていってメロディーとする作業がアドリブの基本ですから、なにを置いても、 まずは、ダイアトニック・コードの構造を理解しましょう。 基本はメジャー7th、マイナー7th、ドミナント7thの三つです。 メジャー7thは、ルートと3度の間が長3度、3度と5度の間が短3度、5度と7度の間が長3度。 マイナー7thは、ルートと3度の間が短3度、3度と5度の間が長3度、5度と7度の間が短3度。 ドミナント7thは、ルートと3度の間が長3度、3度と5度の間が短3度、5度と7度の間が短3度。 マイナー7thフラットファイブは、マイナー7thの5度がフラットしたもの。(名前の通りです) |
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2、練習 即興で演奏する時に、Dm7th という記号を見て、「え〜と、Dから短3度だからFと・・」と考えていたの メジャーコードの練習 メジャー7thコードのアルペジオと、対応するメジャースケールを、1音づつ上げていって、12のキーで練習 アルペジオが7thの音から始まっているのは、その方が実際のフレーズとして使いやすいからです。 |
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マイナー7thの練習では、9thまでのマイナー・コードのアルペジオと、それに対応するドリアン・スケールを書いてあります。 練習法はメジャーコードと同様に工夫しながら、必ず12のキー全部で練習してください。 マイナーコードに対応するスケールは (メロディック・マイナー・スケールは、下降するときにはナチュラル・マイナー・スケールで降りる |
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Dominant7th Code なぜスケールを説明しないかといえば、現在のジャズでは、ドミナント7thの不安定な響きを強調するために、さまざまな ドミナント7thはスケールで考えるよりも、テンション・ノートで考える方が音楽的に正しく理解できると思います。 テンションノートとはもととなる7thコードの上に重ねた音で、9th、11th、13thがこれにあたります。 これらの音の使い方がジャズっぽいフレーズにするポイントです。 これはスケールで憶えるより、それぞれのコードにおけるテンションの響きを身につけることが大事です。 |
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ブルースについて 1. ブルースの形式 ブルースといってもサン・ハウスやロバート・ジョンソンのようなデルタ・ブルース、チャーリー・パーカーのようなビ・バップのブルース、 1。12小節を一つの単位(1コーラス)とする。 2.5小節目がIV 7thとなる。 そして、もっとも古典的なブルースのコード進行は │ F7/// │ F7/// │ F7/// │ F7/// │ │Bb7/// │Bb7///│ F7/// │ F7/// │ │ C7 /// │ C7///│ F7/// │ F7/// │ で、これを3コード・ブルースと言います。 その他の特徴としては、ブルースの歌詞は基本的にコール&レスポンスとなります。 コール&レスポンスとは、「よいとまけの歌」のように というように、呼びかけと答え がワンセットになったものです。 これをコード進行と対比させてみると、レスポンスの部分はF7(トニック7th)で共通です。 そして、よいとまけの歌を歌ってみればわかるとおり、コールの2回目では音程があがり、 |
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ビ・バップ以降のブルースのコード進行を見ると、3コード・ブルースとは随分と違っていますが、これは、 │ F7/// │ F7/// │ F7/// │ F7/// │ │Bb7/// │Bb7///│ F7/// │ F7/// │ │
C7 /// │ C7///│ F7/// │ F7/// │ 基本の3コードブルース │ F7/// │ F7/// │ F7/// │ Cm7/F7 │ │Bb7/// │Bb7///│ F7/// │ F7/// │ │Gm7
///│ C7///│ F7/// │ F7/// │ 4小節目にBb7をトニックとしたII-Vを入れ、9−10小節のC7 │ F7/// │Bb7///│ F7/// │ Cm7/F7 │ │Bb7/// │Bbm///│Am7///│ D7/// │ │Gm7
///│ C7///│ F7/// │ Gm7/C7/ │ 7−8小節を9小節めのGm7に行くためのII-Vにし、最後の小節 を頭にもどるII-Vにした。 │ FM7///│Em7b5 /A7│ Dm7/G7 │
Cm7/F7 │ │BbM7 / / / │Bbm7/Eb7 │Am7 / D7/ │Abm7/Db7│ │Gm7
///│ C7///│Am7 / D7/ │ Gm7/C7/ │ 最初の4小節を、最終的にF7に行くためのII-Vとし。 どのように複雑化したとしても、5小節目の調性が4度あがり、9、10小節がトニックに戻るサブドミナント |
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ブルーノートは曲のキーのメジャースケールの3度、5度、7度をフラットさせた音です。そのためブルースのコードは とはいっても、やみくもに3度、5度、7度をフラットさせてもブルースの感じにはなりません。ブルーノートを使って ですから、多くの解説書でかかれている下のようなブルーススケールはほとんど役にたちません。 それよりも、ブルーノートを含むマイナーペンタトニックスケールを使ったほうが、ブルースらしい演奏になります。 C minor pentatonic まずはマイナーペンタトニック一発で、ブルースらしいフレーズを作ってみましょう。 例えばFのブルースならば、Fのマイナーペンタトニックだけで演奏することも可能です。
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4.コーダルなアプローチ 非常に便利なマイナーペンタトニックですが、これだけではアドリブの重要なポイントである、 「メロディーでコード進行を表現する」ということができませんし、第一、単調すぎます。 そこでマイナーペンタトニックとコード的(コーダル)なフレーズをバランス良く使うことによって、より発展性のある演奏が可能になります。 例えば、 お品書きにもどる |
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タイムとテンポとリズムの話 1.タイミングがすべて 「人生で一番大切なことは、タイミング良く、その場にいることだ」とはウッディ・アレンの 名言ですが、音楽も一緒で、どんなにカッコいいフレーズでも、タイミングがわるければダサダサ です。 故(と書かねばならないのが悲しい)マイケル・ブレッカー師も、 「どの音を吹くかではなく、どのタイミングで吹くかが最も重要なんだ」 とおっしゃってます。 音楽を演奏する時に、この「タイミング」について、「タイム感が良い」とか、「テンポがゆれる」 とか、「リズムが悪い」とか、いろんな言い方をしますが、この違い、おわかりでしょうか? 2.タイム タイム・・・時間のことですね。 タイム感というのは、まさに時間の感覚。 つまり4/4拍子の曲なら、1拍の4倍が1小節、1小節の4倍が4小節、4小節の倍が8小節となるわけ ですからテンポ60なら、1小節は4秒、4小節は16秒、N小節なら1分なわけです。 この時間的な長さがきっちりわかることが「タイム感が良い」という意味です。 たとえばドラムと4バース交換をやった時に、ドラムが頭の1拍を「タン!」と叩いただけだったとして も、全員が5小節目の頭で、きっちり入る。 これは全員のタイム感が揃っているからできることです。 タイムの感覚が発達してくると、全員で3拍フレーズや2拍3連のフレーズなどを演奏しても、もどるべき ところで一斉に戻ることができるようになります。つまり音楽をより大きくとらえることができるようにな るということですね。 では、タイム感を養う練習はどうしたら良いでしょうか? これは、とても地味な練習なんですが、まず、メトロノーム(電子メトロノームが良い)を最も遅い速度に あわせ、それにあわせて何かを叩いて見るといいでしょう。 電子メトロノームの「ピッ!」という音の「ピ」の出だしを正確に捉えていればメトロノームの音は聞こえ なくなります。 これをテンポ30で、延々聞こえ無い状態で続けるには、正確な「テンポ30」のタイム感がなければできま せん。 地味で気長な訓練ですが、これを続けていると確実に効果があります。 3.テンポ テンポって英語があるかどうか知りませんが、テンポってイタリア語で「時間」のこと・・・だからタイム と一緒じゃん!って話は置いといて。 少なくても日本のミュージシャンの中ではテンポ感とタイム感は違う意味を持った言葉です。(外国で通用す るかどーかは知りません) 早い話、「テンポ120」といえば普通は「四分音符を1分間に120回の速さで演奏する」ということです。 つまりテンポは「1小節(1拍)をどれだけの時間的な長さにするか?」ということを意味します。 ですからテンポ感が悪いということは1拍の長さを正確に再現できないということです。 1拍が短くなってしまえばテンポは速くなります。その場の人全員が共通して速くなるのは良いのですが、一人 だけ速くなれば「おまえはテンポ感が悪い」と言われますし、でたらめ長くなったり短くなったりすればバンド をクビになります。 では1拍の長さを正確に再現するために、最も重要なことはなんでしょうか? それは、「頭を正確に把握すること」です。 そのためにはメトロノームを1拍3連の最後の位置に置いて練習することが効果的です。 このように、メトロノームの音を3連の最後として、まずは頭の位置で音を出す練習をします。 この練習もテンポ60以下で、ゆっくりとやることが大切です。 ゆっくりなほど、出す音のズレ幅が大きくなるので、正確なタイム感とテンポ感がないと、きちんとできません。 速いテンポでは、3連がイーブン(8分音符の裏)に近くなってくるので、ごまかしが効いてしまうんですね。 この練習のツボはメトロノームの音がスィングして聞こえるかどうか?です。 メトロノームがスィングして聞こえるためには、自分の出す頭の位置が重要なことがわかるでしょう。 これを実際の演奏に置き換えて言えば、リズムがスィングして聞こえない原因はリズム隊でなく、フロントで演奏 している人間にあるということです。(もちろんリズム隊がダサい場合もありますけど) これを知らずに「このドラムは下手だ」とのたまうオロカモノも多いんですね。 「バンドは常に連帯責任」という謙虚な気持ちを忘れないように。 単音でできるようになったら、スケールやアルペジオの練習と組み合わせてみましょう。 指の都合とか、息の都合で自分のテンポが揺れるのがわかります。 それもできるようになったら、簡単な曲を吹いて見ましょう。 最初は8分の裏が無い、4分音符や2分音符が中心の曲がいいです。 実際に曲を吹いてみると、休符のところで自分の中のスィング感をキープすることの難しさに気づきます。 これが、正確なテンポ感が自分の中にあるかどうか、ということなんですね。 ちなみに私にこの練習法を教えてくれた人は、これをテンポ250に設定した上でアカペラのアドリブを吹き、 それでもメトロノームが、あたかもトニー・ウィリアムスのシンバルのようにスィングして聞こえました。 こういった基本を高いレベルで行えるのが本当のプロフェッショナル・ミュージシャンなんだ!と目からウロコが落 ちまくりましたね。 4.リズム リズムに関してはこちらご覧ください。 |
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アドリブ修得までの雑駁なロードマップ 1.アドリブをやるための最低知識 ・ マイナー、メジャー、ドミナント7th、ディミニッシュ、の和音構成を理解する。 ・ マイナー(ドリアンスケール)、メジャー(イオニアンスケール)、7thスケール(ミクソリディアンスケール)を理解する。 ・ II-V-I、リズムチェンジ(循環)、ブルースのコード進行を理解している。
2.アドリブをやるための最低技術 ・メジャー7th、マイナー7th、ドミナント7thと 3.次の課題(永遠の課題) ・ビバップの常套句(フレーズ)をおぼえる。音符だけでなく、アーティキュレイション、ノリなどを完璧に自分の言葉にする。 ・ 好きなプレイヤーのアドリブソロをコピーする。音符だけでなく、アーティキュレイション、ノリなどを完璧に自分の言葉にする。 ・ b9th、#9th、#11th、b13th、といったAltered Tensionを理解する。 ・ 代理コード、コードの表裏の関係、などバリエーションを研究する。 ・ 一つのコードシンボルに対して使えるスケール、テンション、フレーズ、パターンなどを研究する。 ・ 実際の楽曲のメロディ、コード進行、曲の構成などを分析し、その曲のコード進行が聞こえるようにアカペラでアドリブする。 ・ 引きこもってないで、外に出て人とやる。いぢめられてもくじけないこと。
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最初からブリブリ吹こうとするのが一番ダメ。 一番大切なのはリズムに乗ること。 コード・トーンだけで、音数を少なく、リズムのバリエーションでシンプルなメロディを作ってみよう。 1. まずはドレミで (Jamey Aebersold Vol.24 Major & Minor) Cメジャーのスケールノート(Cイオニアン、Dドリアン、Gミクソリディアン)だけでアドリブしてみる。 ・ 自分が本当に歌いたいメロディーを楽器で表現する。 ・ 音数よりもリズムに乗ったフレーズを作る。音で埋めるより、「間」に意味をもたせる。 感じがつかめたら、Cイオニアン以外の音(半音など)や、他のスケールなども試してみる。 |
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参照:Jamey Aebersold Vol.24 Major & Minor たとえば、上のような4っつのメジャーコードの繰り返し上でアドリブすることになったらどーする? アドリブの仕方にはいろいろあるが、メロディーでコード感を表現するってことが基本。 それが出来た上で、コードを細分化したり、幾つかのコードをひとまとめにしたり、別なコードを乗っけたり、 でも、まずは、コードを感じさせるようなメロディ(しかも美しい!)を作ることを体得しよう。 コードを感じさせるならば、コードをそのまま演奏するのが一番手っ取り早いわけだが、 だから、コードの特徴的な音を上手につなげて、単純なメロディーで、しかもコード感を感じられるものを作るということ 例えば、
これはコードの5度と3度をつなげて作ったメロディ このように、コードトーンの中で、共通する音と共通じゃない音を把握して、それを上手く使うことで、シンプルなラインで さらに、シンプルなメロディーにアルペジオをまぜることで、さらに強力にコード感を出すことができる。このようなメロディー
*コードの変わり目で、半音を効果的に使っている点にも注意。 これが出来たら、12個全てのメジャーコードで、同じことをやってみる。 Jamey Aebersold Vol.24 Major & Minorより(各コード16小節リピート)
上の譜面で、まず、コードネームだけを見てアルペジオとスケールを確実に演奏できるようにする。 |
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アドリブをやろうとすると、「ツーファイブワンのフレーズを練習しろ」と必ず言われる。 II-V-Iが何か?とか、楽理的なことは他で勉強してもらうとして、実際II-Vフレーズが演奏できなければ話しにならないんで、 以下の練習は、カラオケを使わずに練習し、最終的にカラオケを使用して、完璧に出来るまで行う。 1.全ての マイナー、ドミナント7th、メジャー7thのアルペジオを9thまで演奏。 2.ドリアン・スケール、ミクソリディアン・スケール、イオニアン・スケールを演奏。 3.ルートの音だけつなげて行く。それができたら、3度の音だけ、5度の音だけ、7度の音だけ、9度の音だけ、 4.任意のコードトーンから、なるべく離れていないコードトーンへとつなげていく。 5.II−V−Iのフレーズを全てのキーで演奏する。 Major II-V−Iの練習 ( Jamey Aebersold Vol.3 the II-V7-I Progression 参照)
II−V−Iのフレーズ 全てのキーで演奏する。 どのようなコード・トーン、ノンコード・トーンが使われているか分析し、メロディを身体に染み込ませる。
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II−V−Iをトニックだけの調性と考えたり、IIマイナーだけの調整と考えて、適合するペンタトニックを使ったり、 ペンタトニックを上手に使うと、演奏のバリエーションを拡大することができる。 ペンタトニック・スケール自体が強力な調性感をもっているので、それぞれのペンタトニック・スケールとコードの距離感 例えば、
各ペンタトニックの構成音と、コード・トーン、テンション・ノートとの関係を分析・理解すること。 メジャー・ペンタトニック・スケール
マイナー・ペンタトニック・スケール
マイナーペンタトニックはブルージーなメロディを作る際にも効果的。 |
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メジャーのII−V−Iでは、II度マイナーはドリアン・スケール、V度7thはミクソリディアン・スケール、 しかしマイナー・トニックに解決するII−Vの場合、はIIm7b5、V度7thはV7b9となるので、適合するスケールは また、V7thはAltered Tensionを使うので、メジャーのII−V−Iのように一つのスケールを想定して演奏するのではなく、 ここは以下のスケールを用いて、マイナーのII-V-I進行を考えている。 ・ IImb5であるII度マイナーではロクリアン・スケール ・ V7b9であるV度7thでは半音上のメロディック・マイナー・スケール ・ I度マイナーではドリアン・スケール V7thで使われている半音上のメロディック・マイナースケールは、b9th、#9th、#11th、b13thを含むスケールだが、 テンション・ノートを良く考えて、マイナー進行らしいメロディーを作る練習をすること。 Minor II−V−I (Jamey Aebersold Vol.3 the II-V7-I Progression参照)
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構成を把握する ・ まず、AA’BAといった曲の構成を把握する。 ・次にコード進行を分析する。各部のコード進行(II−Vや、半音進行、4度進行、一時転調など)が、 流れを把握する ・曲のコード進行にそって、ルートだけをつなげて演奏する。同様に3度だけ、5度だけ、7度だけ、もやってみる。 ・各コードの、なるべく近いコードトーンをつなげて演奏する。 ・各コードのアルペジオ、スケールを演奏する。 ・アカペラで、曲のコード感を感じられるようなアドリブラインを演奏する。
1、ブルース ブルースは3コードが基本。ビバップのブルースも、3コードブルースを細分化したもの。 例えば、下のAu Privaveでも、実際にアドリブを演奏する際にはこの譜面どおりにコードを演奏するわけではなく、基本のブルースフォームを保ったまま、さまざまにコードを変えて演奏する。 ブルースの基本は 5小節目に4度上がることと、9小節目がドミナント7thとなること。 2、スタンダード
・ Fmajに行くためのII−VであるGm−C7と、GmにいくためのAm−D7(AbdimはD7の代理コード)に注目。 ・ 17からF7になっているので、Fmajとの違いに注意。 ・ 23から24の半音進行に注意。 ・ 最後のGm-C7は頭に戻るためのII−Vで、ターンバックと呼ばれる。
・ 最初の2小節目から5小節目まではBbに行くためにII-Vをつなげたものだが、解決するコードがBbmajではなく ・ サビはII―V−Iが短三度上行している。 ・ この曲はII−Vが7thに解決しているところが特徴。
・ II-V進行が次々と転調していくのが特徴だが、その間が半音進行でつなげられている点に注意。 ・ 5小節〜7小節はEbmajからDmajに解決する進行とも考えられる。 ・ 9〜16小節は、1〜8小節を4度下げたもの。 ・ サビはGmajのII-VとEmajのII-V。その後のFm7に行くためのC7は大事。 ・ 最後のDbmajからは、サブドミナント(IV)−サブドミナント・マイナー−III−VI−II−Vというクリシェ。 |
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